法政高校の推薦合格を目指す!推薦入試の仕組みと対策を徹底解説

今回は、法政高校の推薦入試について詳しく解説していきます。
法政高校の推薦入試は、MARCH附属高校の中でも独自色の強い入試です。
内申点が重要なのはもちろんですが、適性検査の出題形式や一般入試との関係など、知っておきたいポイントが数多くあります。
法政高校を志望している方はもちろん、「推薦も受けた方がいいのかな?」と悩んでいる受験生・保護者の方にも参考になれば幸いです。

法政高校の推薦入試とは?

法政高校の推薦入試は、一般入試とは異なり、内申点・適性検査・面接を総合的に評価する入試です。

出願するためには、本校を第一志望とし、中学校長の推薦を受けられることに加え、9教科評定38以上、かつ評定に「2」がないことが条件となります。
試験では国語・数学・英語の適性検査に加え、約15分間の個人面接が行われます。

法政高校の推薦を目指すのであれば、まずはこの入試制度を正しく理解することが第一歩です。

法政高校の2027年度の募集要項はこちらから確認できます。

一般入試を考えていても、推薦入試は必ず受けたい

法政高校を第一志望とする受験生であれば、一般入試を本命に考えている場合でも、推薦入試はぜひ受験しておきたいです。

なぜなら推薦入試を受験すると、一般入試で20点の加点が与えられるためです。
さらに、一般入試で繰上合格候補となった場合も推薦入試受験者が優先されます。

もちろん推薦で合格できれば理想ですが、たとえ推薦で合格できなかったとしても、その挑戦は一般入試で決して無駄にはなりません。
法政高校が第一志望なら、この制度は積極的に活用したいところです。

理想は内申40以上、最低でも38は確保したい

推薦入試を目指すうえで欠かせないのが内申点です。
推薦入試は9教科評定38以上が出願条件となっています。
つまり、38に届かなければ推薦入試を受験すること自体ができません。
一方、一般入試では評定による加点制度があり、

・評定32~35:10点
・評定36~39:20点
・評定40以上:30点

が筆記試験に加算されます。
そのため、法政高校を目指すのであれば最低でも38、できれば40以上を一つの目標として、学校の定期テストや提出物に取り組みたいところです。

数学は典型問題を確実に得点しよう

次に試験問題についてです。

推薦入試の数学は、例年20題の小問で構成されています。
出題される内容は、MARCH附属高校を目指して勉強している受験生であれば一度は解いたことのあるような典型問題がほとんどです。
難問を解く力というよりも基本問題を素早く正確に解く力が求められます。

一方で、整数分野だけは少し注意が必要です。
特に「あまり」に関する問題は毎年のように出題されており、やや難度の高い問題が出ることもあります。
この分野は繰り返し演習しておきたいところです。

また、例年は角度の問題が出題されることが多かったものの、2026年度は出題されませんでした。
学校別入試ではこうした細かな変化も起こるため、最新年度までしっかり確認しておくことをおすすめします。

英語は形式が多彩だが、難易度は基本レベル

英語は文法4択、類義語・対義語、辞書形式の語彙問題、会話文、文整序、長文読解、要約問題と、非常に幅広い形式が出題されます。

しかし、一つ一つの問題を見ると難易度はそれほど高くありません。
英検準2級程度の語彙力と読解力が身についていれば十分対応できる内容です。

以前は最後の大問が自由英作文でしたが、近年は長文読解を重視する方向へ変わり、要約問題へと変更されています。
長文を正確に読み、内容を整理する練習を普段から積んでおきましょう。

国語は法政高校ならではの出題形式

法政高校推薦の国語は、他校とはかなり異なる出題形式です。

まず特徴的なのは、知識問題だけで全体の6~7割程度を占めることです。
しかも毎年扱われるテーマはある程度共通しているため、きちんと対策を行えば非常に得点しやすい科目と言えます。
残りは詩と解説文、古文となっており、一般的な評論文や小説文は基本的に出題されません。

2026年度は詩・古文ともに例年以上に難しく、特に古文はかなり高いレベルの準備が求められました。
知識問題だけで安心せず、古文や詩についても十分な対策をしておきましょう。

面接は必要以上に心配しなくて大丈夫

推薦入試では約15分間の個人面接が実施されます。
とはいえ、必要以上に不安になる必要はありません。
法政高校は毎年合格最低点を公表しています。
もし面接の配点が大きく、評価による差が大きいのであれば、ここまで明確な合格最低点は成立しにくいはずです。
もちろん受け答えの内容や態度は大切ですが、面接で合否が大きく左右される入試ではないと考えています。

実際に今年合格した当塾の生徒も、「先生方がとても優しく話しかけてくださって、終始温かい雰囲気だった」と話していました。
特別失礼な態度を取ったり、極端に受け答えができなかったりしない限り、落ち着いて自分らしく受験すれば問題ないでしょう。

法政高校推薦は「学校別対策」が合否を分ける

法政高校推薦の問題は、全体として見ると基本的な内容が中心です。
それにもかかわらず、合格最低点は例年8割前後と、問題の難易度だけを考えると極端に高いわけではありません。
私は、その理由は法政高校に特化した対策が十分できていない受験生が多いからではないかと考えています。
国語の特殊な出題形式、数学の小問対策、英語の要約問題など、学校ごとの特徴を意識した学習が必要になるからです。

つまり法政高校推薦は、「難しい問題を解く力」よりも、「法政高校の入試をどれだけ研究したか」が結果に直結しやすい入試だと言えるでしょう。

いかがだったでしょうか。
法政高校推薦では、内申対策、学校別対策を同時に進める必要があります。
大手塾では多くの学校に対応するため、どうしても一人ひとりの志望校に合わせた対策には限界があります。
一方、個人塾では生徒の志望校に合わせて学習内容を柔軟に調整し、「法政高校ならこの対策を優先しよう」という学校別の指導ができることが多いです。
法政高校推薦のように学校独自の特徴がはっきりしている入試ほど、個人塾の強みが生きると私は考えています。

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この記事を書いた人

早慶・MARCH附属高校を中心に、高校受験に関する豊富な情報を発信。各校の受験制度や問題傾向の研究を得意とし、毎年数多くの過去問を分析している。
受験情報だけでなく、実際の学校の雰囲気や卒業生・在校生の声も大切にし、「受験生・保護者が本当に知りたい情報」を届けることを心がけている。
趣味は読書。最近は中学~大学受験の出典作品をきっかけに、原著や関連作品を読むことに夢中。

くろめ学習塾HP:https://kurome-juku.com/

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